「事故」があったので、後世のためにその経緯を記そうと思います。
要約
ヤーズフレックスを正しく服薬していれば避妊効果があった。
日本では月経困難症の治療薬として承認されているため、避妊を主な目的とした処方を行っていない。しかし、ヤーズフレックスの成分は海外では広く避妊として使用されているものと全く同じなので、避妊効果があると診断され、アフターピルを処方されなかった。その後、二度の検査で避妊効果があったことがわかった。
事故の経緯
- コンドームをつけて性行為を行ったところ、コンドームの先端に近い部分が破損し、精液が外部に多く流出していたことが判明した。
- パートナーはPMS対策として、ピル「ヤーズフレックス」を毎日定められた時間に服薬している。
- ヤーズフレックスを処方されている婦人科では避妊目的での使用をしないよう事前に説明を受けていた。念のため検索したところ、同じような見解だった。
- 直ちに日曜日に近隣でアフターピルを処方してもらえる医療機関を検索したところ、湘南台と渋谷に処方できる産婦人科があることが判明した。
- 受診日前日だったため渋谷の産婦人科はネット予約が可能な状態だった。予約なしでの診療はできるが時間がかかるため、即時に予約を入れてひとまず就寝した。
- 翌朝、10時開院の婦人科へ9時すぎに行ったところ、予約より早く受診することができた。
- 問診を行ったところ「ヤーズフレックスを正しく服薬していれば妊娠に可能性は『ない』」「ヤーズフレックスは、日本国内では、月経困難症の治療薬として承認されているため、避妊効果がないと医療機関では伝えている。しかし、海外の避妊目的のピルと同じ成分で構成されているため、妊娠の可能性はないといえる」との診断を受けた。
- www.shibuya-bunkamuradori-ladies.jp
日本ではヤーズフレックスは月経困難症の治療薬です。ただ、成分としては海外では広く避妊として使用されているものと全く同じです。
したがって、日々きちんと継続服用すれば避妊効果も維持されますのでご安心ください。
- したがってアフターピルの処方等もなく、問診(700円)だけで診察は終了した。
- 念のため3週間後、妊娠検査薬を使用したところ「陰性」だった。
- 5週間後、通っている産婦人科でヤーズフレックスを処方してもらうときにも、妊娠しているかどうかの検査を行ったところ、妊娠はしていなかった。
緊急避妊に係る対面診療(アフターピルの処方)が可能な産婦人科医療機関等の一覧
緊急避妊薬は、性交後72時間以内に服用すれば有効とされています。また、極力、早く服用したほうが効果が高いとされています。あらかじめ計画的に服用する「ピル」とは違って、緊急避難的な薬とされ、使用するためには医師の処方が必要となっています。
ヤーズフレックスとは
薬剤名「ヤーズフレックス配合錠」
効能・効果
卵胞の発育を抑え排卵を抑える作用により月経時の疼痛を軽減します。通常、子宮内膜症に伴う疼痛の改善および月経困難症の治療に用いられます。注意事項
喫煙は静脈血栓症、肺塞栓症、心筋梗塞、脳卒中などの副作用の危険性を高めると報告されています。この危険性は年齢35歳以上)および喫煙量(1日15本以上)により増加すると報告されています。したがって、35歳以上でこの薬を服用する場合は、禁煙することが必要です。
長期間服用する場合には6ヵ月毎に、問診と検診(血圧測定、臨床検査、乳房・腹部の検査など)を受診してください。1年に1回は子宮頸部の細胞学的診断を受けるようにしてください。なお、乳癌の検査は、自己検診を行ってください。月経が来ないときは医師に相談してください。
薬を飲んでいる途中で性器から出血が起こることがあり、これを不正性器出血と言います。通常、「飲み続けるうちになくなりますが、長期間にわたって出血が続いたり、出血量が多い場合は、医師に相談してください。
激しい下痢または嘔吐が続く場合はこの薬の成分が吸収されにくくなり、妊娠する可能性が高くなりますので、注意してください。
妊娠が疑われる場合には服用を中止してください
セイヨウオトギリソウ(セント・ジョーンズ・ワート)は薬の作用を弱め、不正性器出血がおこる可能性を高めますので、セイヨウオトギリソウ含有食品を摂取しないでください。