江ノ電の一日乗車券「のりおりくん」は、増税に伴い2019年10月1日発売分から50円、税抜価格で見ると33円値上げをする。というのが前回のお話でした。
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2:のりおりくんと運賃を比較
これから見ていく表は、その当時の運賃とのりおりくんの料金、距離別の乗車回数、そしてのりおりくん1枚と距離別乗車回数に応じた、損益分岐点です。
距離で言われてもパッとしない方もいらっしゃるかと思いますので、主な乗車区間と距離を改めて整理すると、
- 2キロまでが藤沢~鵠沼、長谷~鎌倉駅間
- 4キロまでが藤沢~江ノ島、稲村ヶ崎~鎌倉駅間
- 7キロまでが藤沢~稲村ヶ崎、江ノ島~長谷・鎌倉駅間
- 10キロまでが藤沢~極楽寺以東、湘南海岸公園以北~鎌倉駅間、つまり全線
にそれぞれ相当します。
それでは、のりおりくんと運賃を比較した表を見ていきましょう。
地元民やヘヴィーユーザーのみなさまのために用意したエントリーなので、あくまで片道から単純往復2回した場合のみの比較のみとしています。
というか、観光客の皆さんはその1の方が情報として有益かと思いますよ(1度目)。
消費税が5%のとき、のりおりくんの元を取るには、全線1往復や3回以上の乗車、または2キロまで区間を4回以上乗車する場合に元が取れる仕組みになっていました。
しかし、消費税が8%になってからは、のりおりくんは値上げしたものの、運賃は据え置いたため、全線1往復では元が取れなくなりました。
消費税が10%になる今年の10月からは、のりおりくん1枚に対しての差額がさらに広がるのです。
そして本題の消費税8%のときに買ったのりおりくんで、10月以降に江ノ電を利用するとどうなるのか。
ひとつ上の消費税10%表で普通旅客運賃の差額に50円を足したので当たり前なんですが、8キロ以上の利用で元が取れるばかりか、20円のお釣りまで返ってくるのです!
お恥ずかしい話ですが、普通旅客運賃で江ノ電に乗らないので、消費税8%時の1往復でもとが取れることに実はこのエントリーを書くまで気づかなかったのですが、勘違いでも書き続けてみるもんですねえ~
では増税前に買ってみてもいいんじゃないかという方のために、
次回は、のりおりくんの事前購入方法について紹介します。
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